8月1日は

昨日八月一日は、八朔(はっさく)だったから、

みなさんに神社の神さまに頼みに行きませんか?

とお誘いをしました。その理由は、八月一日に早い稲が実るので、神さまや恩人に初穂を贈る習慣があったのです。

早い稲は田の実りです。その事から「田の実の節句(たのみのせっく)」と言いました。

神様に「たのみ」をさせて頂く日。武家と公家の間でも贈り物をして「たのみあい」をする日だったのです。

徳川家康も江戸に来て江戸城に入城する時に、わざわざ八月一日の「田の実の日」を選らび江戸城近の土地を守る神様、鎮守様にご挨拶、祈願し江戸城に入城したのです。

(8月1日に江戸城に入城した徳川幕府初代将軍 徳川家康)

以来、徳川幕府が約270年も続いたという事もうなずけますよね。

明治維新から今年で150年だけしか経っていないと考えると、

同じ家の政権が270年も続いたってすごい長さですよ。

徳川家康の敬虔なる神仏への信仰心からはじまり、ちゃんとしきたりや儀礼を代々の徳川将軍家が継承してきたからです。

その八月一日を徳川幕府では、正月に次ぐ祝い日とされていたのです。

そういう重要な日だからこそ八月一日にみんなで鎮守様に。産土神社に参拝に行きませんか。

とお誘いしたわけです。色々な用事があるのかもしれませんが、

八月一日に参拝されれば、今年後半は平穏に無事に過ごす事ができると云われているのです。

「親切は人の為ならず」(自分のした良い事は必ず自分に返ってくる。という諺)という諺もあるように神様にした良いこと(参拝や奉納)は、やがて自分に返ってくるのですから。

京都祇園では、現在でも八朔の風習を大切にしています。八月一日は着物を正装にして

日頃お世話になっている師匠や先生に挨拶に回るのです。

大東亜戦争後、戦勝国による敗戦国日本への占領政策として日本人が日本人への誇りのある伝統と文化を伝えなくなりました。日本の神話や歴史さえも。

だから当時子供だった現在の80代、90代の日本人は日本文化や歴史を知りません。

70代、60代なんて更に知らない。自分がアメリカ人だとさえ思っている(外見は全然違いますが(笑))

そんな日本人の子供たちは、もはや日本人じゃないですよ。あなたどこの国の人?って言いたくなります。

そんな日本が二年後のオリンピック開催も手伝ってか、

海外からの訪日数が年末には3000万人になるのではないか。と言われています。

そんな外国人が、日本に来て残念なのは、着物を着た日本人がいない。という事。

たまに夏着物を着た女性を見かけるが、着物を着た男性を見かけない。

侍のように袴姿(正装)の日本人男性がいなかった。と先日外国人に言われました。「あなた(西邑)に会えて良かったと。」

私は昨日浴衣を着た女性2人に、本日は盆踊りですか?

と聞いたら、なんと中国人でした!この日本では、今や、中国人の方が浴衣を着ているというざまです。

ただし、浴衣はバスローブですからね。人に会うときは、やはり訪問着物ではないといけませんよ。

そんな日本文化を忘れた日本人よ。今こそ日本の国柄の最たる着物を着ましょうね。

クールビズよりも、夏着物ビズの方が涼しいし、

エコになって地球温暖化対策にもなりますよ。

私からみなさんに案内させて頂きます案内は、みなさんにとって、

日本人として行きていく上で意味があるからご案内させて頂いているのです。

宜しくお願い致します。

(昨日参拝させて頂いた産土神社)

又、8月8日に「あなたが本当に知らなくてはいけない日本の文化と神社参拝法の勉強会」を銀座で開催致します。